オランダ島のこと
地元の方々のご協力により上陸して来ました。
019familytreeが復興支援をしている【オランダ島】
山田湾に浮かぶ、この小さな無人島について写真を中心にご紹介いたします。
1. オランダ島ってなんだろう?
岩手県下閉伊郡山田町の山田湾に浮かぶ無人島。正式名称は【大島】隣に浮かぶ島は【小島】という。江戸時代にオランダ船『プレスケンス号』が山田町に漂着した事から『オランダ島』と呼ばれるようになりました。
三陸復興国立公園の自然保護地域に含まれ、東日本唯一の無人島の海水浴場として知られ、山田町⇔オランダ島で連絡船が運行され、一日500~600人の多くの海水浴客で賑わっていたそうです。
実際に上陸したところ、透き通ったエメラルドグリーンの水面に白い砂浜、想像以上にとても美しい景色、三陸の海にこんなにも穏やかで綺麗なロケーションの海水浴場がある事にとても驚きました。
東日本大震災による津波被害はオランダ島まで至り、(写真有)トイレ、島の頂上へ登る階段、水場など観光資源として使用していた設備は全て流されてしまったそうです。
地震の影響による地盤沈下が発生し、海水により島は削られ、樹木の立ち枯れ、島を囲む遊歩道の半壊、連絡船の船着き場は満潮時に沈んでしまうなど、海水浴に使える状態ではなくなってしまいました。
海水浴場は現在閉鎖されており、連絡船も運休しています。学校の授業など特別な場合や、町で企画しているオランダ島上陸コースなどでの見学は可能。震災の爪痕を伝えています。
有志の地域住民により瓦礫撤去が昨年より行われています。これにより砂浜は元の姿を取り戻しつつあります。
頂上へ向かう臨時の階段が設けられ、自然保護の名目で森林の手入れを行えるようになりました。
復興活動の経費補助をする募金活動と、多くの方にオランダ島の現状を知っていただき、早期復興を願う署名活動を行っています。美しいオランダ島の景色をもう一度多くの方に楽しんでいただけるよう、ぜひご協力のほどよろしくお願いいたします!
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